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CAMERTON|ブランド概要

■ 基本情報
ブランド名:CAMERTON(カマートン)
設立年:1999年(ウクライナにて創業)、2019年にドイツ・ベルリンで再始動
創業者:Oleh Lizohub(オレ・リゾフ)
本拠地:ドイツ・ベルリン
主な製品:フルレンジスピーカー、平面磁界型ヘッドホン、独自開発ドライバー
対象ユーザー:オーディオ愛好家、音響エンジニア、デザイン志向のリスナー
■ ブランドの背景と歴史
CAMERTONは、ウクライナ出身のエンジニア、オレ・リゾフ(Oleh Lizohub) によって1999年に設立されました。彼は少年時代から航空模型の製作に熱中し、15歳で自作のスピーカードライバーを完成させるなど、早くから音響工学と機械加工の才能を発揮していました。
2008年にはドイツ・ベルリンに移住し、Voxativ社でチーフエンジニアとして勤務。その後、2019年にCAMERTONブランドを再始動し、設計から製造まですべてを自らの手で行う、クラフトマンシップに根ざしたブランドとして歩みを進めています。
もともとフルレンジスピーカーの開発で知られるブランドでしたが、クロスオーバーを排した自然な音場表現や、時間軸の整合性を重視する設計思想は、後に手がけるヘッドホン開発にも色濃く反映されています。
リゾフは、振動系・磁気回路・筐体設計のすべてを一人で完結できる稀有な技術者であり、フルレンジユニットにおける「一体感ある音像」の再現こそが理想と考えています。その思想は、ヘッドホンの分野においても例外ではありません。
2019年以降、彼は自らの理想とする音響設計をパーソナルリスニングの領域で具現化するため、独自の平面磁界型ドライバー“Binom-E”を開発し、CAMERTONとして初のヘッドホン製品「Binom-ER」を世に 送り出します。
このBinom-ERは、スピーカーと同じ発想から設計された“耳元のフルレンジスピーカー”とも言える存在であり、同ブランドの哲学を新たな形で体現する製品です。
■ 設計思想と技術的特徴
CAMERTONの製品は、以下のような独自の設計思想と技術的特徴を持っています。
独自開発のドライバー:全製品に自社開発のドライバーを採用し、音質の根幹を自らの手でコントロールしています。
フルレンジスピーカー:クロスオーバーを排除したシンプルな構造で、全帯域を一つのドライバーで再生することで、音の一貫性と自然な音場を実現しています。
平面磁界型ヘッドホン:独自の平面磁界型ドライバーを搭載し、広いダイナミックレンジと高い解像度を提供します。
モジュール設計:各部品を独立したモジュールとして設計し、メンテナンス性とアップグレード性を高めています。