【音質だけでなく肌にも優しい!】heart-fieldが金属筐体イヤホンにプラチナメッキを採用する理由
高音質と美しいデザインを兼ね備えた金属筐体イヤホン。
しかし、その特性ゆえに、金属アレルギーを持つ方にとっては選びづらい製品となることもあります。HeartFieldでは、金属筐体にを施すことで、この課題に対応。音質だけでなく肌にも優しいイヤホンを実現しました。
本記事では、金属アレルギーに関する解説を交えながら、プラチナメッキの理由を紐解きます。
■ 金属筐体イヤホンの魅力と課題
金属筐体イヤホンは、その高い剛性によって不要な共振を抑制し、歪みの少ないクリアなサウンドを実現します。特に高音域の解像度や音像定位が明確になり、音楽の細部まで楽しむことができます。
また、金属の素材ごとの特性が音色に影響を与える点も、オーディオファンにとっての楽しみの一つです。筐体素材の違いが音楽の表現力を広げ、リスナーに新しい音楽体験を提供します。
しかし、金属筐体には肌に直接触れる部分があるため、金属アレルギーのリスクが懸念される場合があります。
■ 金属アレルギーとは?
金属アレルギーは、特定の金属が汗や皮脂と反応して溶け出し、イオン化することで肌に炎症やかゆみ、赤みなどの症状を引き起こすことを指します。
イヤホンの金属筐体など、肌に直接触れる製品では特に注意が必要です。
イヤホンに使用される可能性の高い金属とその影響
ニッケル : 多くの金属製品やメッキに使用される一般的な金属で、アレルギー反応の原因として最も知られています。
真鍮(黄銅) : 銅と亜鉛の合金で、イヤホン筐体や装飾部品に使用されることが多い金属です。ニッケルを含む場合があり、直接肌に触れるとアレルギー反応を起こすことがあります。
クロム : 装飾用や耐久性向上のためにメッキとして使われる金属です。一部の人にはアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
ステンレス : イヤホンの部品やボディに使用されることが多い素材です。耐腐食性が高い一方、ニッケルを含む場合があり、敏感な方にはアレルギーを引き起こす可能性があります。
銅 : 高い導電性と加工性から、イヤホンの内部部品や筐体素材として使われることがあります。汗や湿 気に反応すると酸化して肌に刺激を与える場合があります。
これらの金属は、音質や耐久性、美観の向上を目的に採用されることが多いですが、肌に触れる部分には適切な表面処理やコーティングが必要です。
■ なぜプラチナメッキが有効なのか?
金属アレルギーの問題を回避し、より多くの人に安心して使ってもらうためにHeartFieldが選んだのが「プラチナメッキ」という選択肢です。
1. プラチナの生体適合性:なぜ肌に優しいのか?
プラチナは生体適合性が高い金属として知られています。この特性の理由は、化学的な安定性にあります。プラチナは非常にイオン化しにくい金属であり、汗や湿気にさらされても、他の金属のようにイオンが溶け出すことがほとんどありません。この特性が、金属アレルギーを引き起こすリスクを大幅に軽減しています。
さらに、医療分野ではプラチナが心臓ペースメーカーの電極や歯科用インプラントに使用されており、長期間人体に接触してもトラブルを引き起こしにくいことが実証されています。そのため、肌に直接触れるジュエリーや高品質なアクセサリーにも広く使われています。
イヤホンにおいても、この特性が装着時の快適性と安全性を高めています。
2. 表面を保護し直接接触を防ぐ:機能性と安全性の両立
プラチナメッキは、金属筐体そのものを覆うことで、内側の金属が肌に触れることを防ぎます。特に、イヤホンのように肌と長時間接触するデバイスでは、表面処理のクオリティが快適性を左右します。
また、プラチナメッキの均一性は、肌に触れる際の滑らかさを向上させ、従来の金属表面処理に比べて圧迫感や刺激を抑えます。この特性は、装着時の負担を軽減し、特に敏感肌の方にも配慮した設計として評価されています。
3. 高い耐久性:長期間の使用にも適応
プラチナは耐腐食性が非常に高い金属です。これは、プラチナの表面が酸素と反応して保護膜を形成し、内部の金属が酸化するのを防ぐためです。この保護膜は極めて薄く、目に見えないレベルでありながら、外部からの攻撃に対して非常に強力なバリアとして機能します。そのため、プラチナメッキは湿度が高い環境や汗にさらされる状況でも剥がれにくく、長期間使用してもその効果を維持します。
この耐久性は、金属アレルギー対策としても重要です。メッキが剥がれてしまえば下地の金属が露出し、アレルギーのリスクが高まりますが、プラチナの安定性がこれを防ぎます。結果として、長く安心して使用できるイヤホンを実現しています。
4. プラチナメッキで得られるもうひとつの価値
美しいデザイン性と高級感
プラチナはその独特の光沢から、他の金属にはない高級感を製品に与えます。ジュエリーで愛されるその輝きは、イヤホンのデザインにおいても美しさを引き立てます。特に、HeartFieldの金属筐体イヤホンは、プラチナメッキを施すことで視覚的にも優れた製品として仕上がっています。
快適な装着感
プラチナメッキの滑らかな表面処理は、耳に直接触れる際の負担を軽減します。この滑らかさは、長時間のリスニングセッションでも耳 に違和感を感じさせません。また、肌に優しい触感は、装着時の快適性をさらに向上させます。
■ HeartFieldのこだわり:音質と快適性、そして美しさの追求
HeartFieldの金属筐体イヤホンは、音質の追求と装着時の快適性、安全性、そして美しいデザインを兼ね備えた製品作りを行っています。
その象徴的な取り組みの一つが「全モデルにプラチナメッキを採用する」という一貫したポリシーです。
異なるボディ素材で広がる音質の個性
HeartFieldでは、各モデルの音質特性を最大限に引き出すため、筐体素材をモデルごとに異なる金属で設計しています。
Silberia(シルベリア): 銅製筐体を採用。銅は音響特性に優れた素材で、豊かな中低域と暖かみのある音色が特徴です。
SilverSmith(シルバースミス): 銀製筐体を採用。高い密度と剛性によって不要な共振を抑え、クリアで繊細な高音域を再現しつつ、音場の広がりや音像の明瞭さを引き出します。
鹿: 黄銅(真鍮)製筐体を採用。真鍮は響きが良く、全体的にバランスの取れた音質を提供します。
これら各素材の特徴にプラチナメッキの統一感を加え、音楽と生活が自然に調和するデザインを追求しています。
音楽と生活に寄り添うHeartFieldの製品哲学
HeartFieldは、「音質」と「快適性」、「デザイン」の三つを同じレベルで大切にしています。
そのため、音響設計における細かな調整はもちろん、ユーザーの使い心地や製品を手にしたときの満足感まで考慮した製品づくりを追求しています。
特にSilberia、SilverSmith、鹿は、それぞれのボディ素材がもたらす個性を活かしながら、プラチナメッキによる一貫した仕上げで、製品としての完成度を高めています。
この取り組みは、「どんな環境でも、どんな方にも、最高の音楽体験を届けたい」というHeartFieldの想いそのものです。
イヤホンは長時間使うアイテムだからこそ、音質だけでなく肌への優しさも重要です。
HeartFieldのイヤホンは、金属アレルギーのリスクをできる限り抑えながら、快適に高音質を楽しめる設計となっています。
日々の音楽体験を、さらに心地よいものにしてみませんか?