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About
KuraDa|ブランド概要
■ 基本情報
ブランド名:KuraDa(クラダ)
設立年:2012年
本拠地:日本・静岡
主な製品:有線ヘッドホン
対象ユーザー:ハイエンドオーディオファン、音響設計にこだわるリスナー、プロフェッショナルユーザー
■ ブランドの歴史と背景
KuraDaは、2012年に日本で立ち上げられたヘッドホンブランドです。
「常に革新的であれ」「常に最良であれ」「常に謙虚であれ」という三つの理念を掲げ、独自の設計思想と高品質な製品づくりを追求しています。
初期モデルでは木材を削り出したフルウッドハウジングの「KD-FP10」「KD-C10」など、音響構造に工芸的な要素を取り入れた製品を展開。
その後、ジュラルミン製ハウジングの完全開放型「KD-P1」によって、より大胆で独創的な設計を提示しました。
2024年には約7年ぶりの新製品「KD-Q1」を発表。3Dプリント技術と最新の音響設計を融合させた意欲作として注目を集めています。
■ 設計思想と技術的特徴
KuraDaは、「音を測定と感性の“あいだ”から捉える」という独自の設計哲学に基づき、工学的な合理性と人間の聴覚感性の両面から製品開発を行っています。その思想は製品の構造設計、素材選定、音響制御手法に一貫して反映されています。
設計思想
構造から再現性をつくる
単なる音の“良し悪し”ではなく、聴感の再現性やバランスの一貫性を重視。ユーザーの耳や環境に依存しにくい設計を追求しています。
測定と感性の間にある“耳の実在”を重視
周波数特性や歪率といった物理測定は活用しつつも、数値では捉えきれない音の質感や時間軸の変化に対して、構造的アプローチで応答することを目指します。
音響心理学・感性工学の視点の導入
素材や形状がもたらす印象の違いに対して、心理的な快・不快や空間認知への影響も含めてチューニングを行っています。
技術的特徴
多様な素材の活用と最適構造化
初期は木材(KD-FP10/C10)、金属(KD-P1)を用い、最新モデルではナイロン+ガラスビーズ(KD-Q1)を3Dプリントで構造最適化。素材の特性に応じた音響設計を行っています。
モジュラー構造と高精度接合
ヘッドバンド/ハウジングの結合部やドライバーユニット周辺において、精密な部品設計と耐久性に優れた接合方式を採用。再現性と修理性の両立を図っています。
独自開発ドライバー技術(URD)
「Ultra-Responsive Diaphragm(URD)」と呼ばれる高反応性の53mmドライバーを中心に、応答性と密度感のバランスを追求したユニットを開発・搭載。
イヤーパッドと装着系の深化
人間工学に基づき、3次元形状を持つプロテインレザー+低反発フォームを手縫いで仕上げ。快適性と音響的密閉性の両立を図っています。
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