■ 製品概要
MEMS-3S 2025

MEMS(Micro-Electro-Mechanical Systems)技術を用いた革新的なイヤースピーカー《MEMS-3S 2025》。
Soranikがこれまで展開してきたMEMS搭載イヤホンの設計思想をもとに、音響構造から部品構成までを一から見直して再構築した最新モデルです。
これまで蓄積してきた開発知見と、世界中のユーザーからのフィードバックを融合させ、MEMSらしい圧倒的な解像度と、IEMとしての実用性・装着性を高い次元で両立しました。
Fully Open Back Signature
開放型構造による、広がりと自然さを両立した音場

MEMS-3S 2025は、イヤホンでありながら開放型ヘッドホンのような広がりを実現します。従来の密閉型イヤホンとは異なり、背面を開放することで、音波が自然に外へ抜け、耳道内での反射や共鳴を抑制。こもり感のない、開放的でナチュラルな音を再現します。
この構造により、音の定位や奥行きが豊かに表現され、通常のIEMでは得られない立体的な音場が広がります。音が空間に溶け込み、まるでスピーカーで聴いているかのようなリスニング体験を提供します。
White Marble Stone Design
白大理石をモチーフにした、工芸的な仕上がり

外装デザインは、白い大理石からインスピレーションを得たもの。職人の手によって一点ずつ丁寧に成形・研磨され、まるで陶器のような滑らかで艶のある質感に仕上げられています。
その美しさは、単なるイヤホンの枠を超え、日常に寄り添う上質なオブジェとしての存在感を放ちます。
Realism
繊細さとスピードが生み出す、音のリアリティ

MEMSスピーカーならではの超高速レスポンスにより、音楽に含まれる微細なデ ィテールまで余さず再現。高域の伸びは人間の可聴域を超え、空気感や余韻までも正確に描き出します。
その結果、まるで目の前で演奏されているかのような、生々しい音像と臨場感が得られます。
DUAL FULL-RANGED ISOBARIC MEMS SPEAKERS
2基のフルレンジMEMSスピーカーを同軸・アイソバリック構成で搭載

MEMS-3S 2025では、xMEMSとUSound、2種類のMEMSスピーカーをそれぞれフルレンジで駆動し、同軸かつアイソバリック構成で統合。これにより、帯域の一部を犠牲にすることなく、両者の特性を余すことなく引き出しています。
このような構成はMEMSスピーカーとして世界初(メーカー調べ)。音響チャンバーを専用設計し、2つの出力を正確に融合することで、極めて高い中立性と解像度を実現しました。

xMEMS:シリコン基板上に形成された真のモノリシックMEMSスピーカー。超高速なレスポンスと高域の伸びを誇ります。

USound:最大80kHzの超広帯域再生に対応するMEMSトランスデューサー。中低域の描写力に優れ、立体的で触感的な音像を生み出します。
Dual DD
2つのダイナミックドライバーで低域を補強

MEMSスピーカーは極めて高速で精緻な表現に優れていますが、低域においては「リスニング用途としての心地よさ」が不足することがあります。MEMS-3S 2025では、6mmのフルレンジ・ダイナミックドライバーと、10mmのサブウーファーを組み合わせ、ミッドベースからローエンドまでをしっかりと補完。
MEMSが描くスピード感と精細さに、ダイナミックユニットの厚みと弾力を加えることで、没入感あるリスニング体験を実現しています。
Exclusive Energizer
MEMSのために専用設計されたポータブル・エナジャイザー

MEMSスピーカーは、一般的なIEMドライバーとは異なる駆動方式を採用しているため、専用の駆動機構が必要です。MEMS-3S 2025に付属する「エナジャイザー」は、そのために最適化された専用設計。
ポケットサイズのコンパクトな筐体ながら、MEMSドライバーの性能を最大限に引き出す設計となっており、持ち運びの利便性と本格的なサウンドを両立しています。
2-pin 0.78mm & 4.4mm
汎用端子での運用を可能にする独自技術

他のMEMSイヤホンでは、MEMSと従来型ドライバーの双方を正常に動作させるために特殊な多芯コネクタが必要とされることが一般的です。しかし、MEMS-3S 2025ではSoranik独自の技術により、従来の2ピン(0.78mm)および4.4mmバランス端子に完全対応。
特別な配線や専用ケーブルを必要とせず、一般的なIEM用ケーブルと同様に自由なリケーブルが可能です。MEMS機としては異例の高い互換性と扱いやすさを実現しています。