AB 92
主な特徴
■ 主な特徴(Quick Highlights)
ADAM Audio・HEDD Audio創設者Klaus Heinzによる、平面磁界型ヘッドホンの新たな到達点
純度99.99%の銀による導体トレースを載せた1.5μm未満の超薄膜振動板。周波数特性は5Hz〜46kHz
「AirBorne」完全開放型設計が、背面反射のない自然な3次元音場を実現
アルミニウム主体の筐体構造。すべての部品が個別交換可能な、修理を前提とした設計
ドイツ専門誌「STEREO」100点満点中92点獲得 —「空気感があり、ダイナミックで、トーン的に完璧」
2025年5月 High End Munich 2025にてワールドプレミア
■ 製品概要
AB 92 — 空気に浮かぶ音。

ArcTec Berlinのフラッグシップヘッドホン「AB 92」。「AB」はAirBorne——文字通り"空気に浮かぶ"という意味を持ちます。ADAM AudioおよびHEDD Audioの創設者であるKlaus Heinz氏が、四半世紀にわたるスピーカー開発の知見を注ぎ込み、平面磁界型(マグネトスタティック)ヘッドホンの新たな基準を打ち立てた一台です。「スタジオモニターの中立性と、ハイエンドの音楽性・情感を両立させる」という設計目標のもと、素材選定から音響構造まで、すべてが物理学的根拠に基づいて決定されています。2025年5月、欧州最大級のオーディオショー「High End Munich 2025」にて ワールドプレミアを果たしました。
■ 振動板と導体 - なぜ銀なのか

心臓部となる平面磁界型トランスデューサーには、導体トレースを含めて1.5マイクロメートル 未満という極薄の振動板を採用。導体材料に銀を選んだ理由は明快です。周期表上のすべての金属の中で、導電率と比重の比率において銀が最も優れているからです。純度99.99%の銀を電気化学的蒸着(エレクトロプレーティング)により振動板に載せる工程は極めて高い技術を要し、この精度で安定した品質を実現できる専門パートナーを見出すまでに、長期にわたる探索を必要としました。この超薄膜振動板により、周波数特性は5Hz〜46kHzに達し、可聴帯域を大きく超えた高域再生を実現しています。
■ AirBorne設計 - 反射のない開放構造

「AirBorne」の名が示すとおり、完全開放型の背面設計により、振動板から後方へ放射される音を一切遮らず自由に解放。背面からの反射が振動板に戻ることによる音の濁りを排除し、自然な3次元の音場を再現します。ヘッドホンでありながら、スピーカーで聴くような空間的な広がりを体験できます。
■ 筐体と構造

筐体はアルミニウムの精密削り出しを主体に構成され、ブラックアノダイズとガラスビーズブラスト仕上げが施されています。トランスデューサーを収めるアルミリングは入念な共振対策により、音響的に不活性な基盤を提供し、リンギングや共振を排除します。全方向に動くヨーク(ヒンジ)と非対称形状のレザーイヤーパッドにより、540gの重量ながら長時間の快適なリスニングを実現。すべての部品が個別に識別・交換可能な構造で、修理を前提とした設計です。
■ サウンド
ドイツの権威ある専門誌「STEREO」(2026年2月号)は、AB 92をメイン特集として取り上げ、100点満点中92点というサウンドスコアを付与。「空気感があり、ダイナミックで、トーン的に完璧」と評されています。弦楽器と電子音の混在す る楽曲での自然な再現力、クラシック音楽における透明な空間表現と定位感、ロック音楽での力強いダイナミクスなど、ジャンルを問わない対応力が実証されています。
■ 詳細仕様
モデル | AB 92 |
ドライバ方式 | 平面磁界型 |
振動板サイズ(口径) | 92mm |
振動膜厚 | 1.5μm未満 |
周波数特性 | 5Hz – 46kHz |
インピーダンス | 33Ω |
感度 | 90 dB SPL/mW(105 dB/1V) |
THD | 1%未満(94 dB SPL時) |
筐体素材 | アルミニウム主体 (ブラックアノダイズ+ガラスビーズブラスト仕上げ) |
ケーブル | 1.5m |
ヘッドホン側コネクタ | 3.5mm×2 |
再生機器側コネクタ | 6.3mm標準プラグ |
重量 | 540g |
製造 | Made in Germany (設計・組立・測定・出荷) |




