MAD6-U
主な特徴
■片側6BAを搭載したエントリーモデル
■電気的パッシブフィルターを廃した独自のMADコンセプト
■6BA搭載ながら超コンパクトなシェルデザインを実現
■フィンランド製デザインアクリル樹脂を切削した美しいフェイスプレート
■取り回しに配慮した銀メッキ軟銅線ケーブルを付属
製品概要
MAD6-UはAmbient Acoustics社のエントリーレンジを担うモデルです。
片側に6個のBA(バランスド・アーマチュア)ドライバーを搭載しており、同社独自の「MAD」デザインを採用しています。MAD6-Uは3つの帯域(低域用×2、中域用×2、高域用×2)で構成されており、電気的なパッシブフィルターを使用せずに帯域を分割しています。
MAD6は、全体の音像の中で深い低音が際立つ、音楽的な響きを持っています。このモデルの設計の主要なアイディアは、低周波成分が豊富な音楽を聴いているときに、「実体感」と「ボリューム」の感じを生み出すことでした。
■MAD
MAD(Main Audio Destination)は、Ambient Acoustics社のノンクロスオーバーコンセプトです。
周波数帯の分離機構に一般的な電気的なパッシブフィルターを使用せず、物理的なアコースティック設計によるクロスオーバー設計を採用しています。
各ドライバーの周波数特性の自然な減衰
音響回路(音導管)にさまざまな音響負荷を用いることによる周波数帯域の分離
ANOR (Acoustic Notch Resonator)※後述による音響的なノッチフィルター
これらの設計により、コンデンサーやインダクタンスを使用することによる悪影響を回避した上で周波数帯の分離を可能とし、全周波数帯域におけるインピーダンスと電気位相のリニアリティの向上を実現しました。
その結果、MADシリーズ全モデルの特徴として音の「まとまり」と「融合性」を高めることが可能となりました。
■ANOR(アノール)
独自の音響フィルター「ANOR」は電気的なクロスオーバーの役割を果たし、不要な周波数をフィルターで除去する上、人間の外耳道 (外耳道の第2屈曲部以降) によって生成される共鳴を使用してゲインを自然に補正する、Ambient Acoustics社独自のリジェクト型音響フィルターです。
■LEP
カスタムモニター向け位相・インピーダンス補正技術であるであるLEPは、2013年に同社の製品に導入されました。


