FIBAE 5
主な特徴
5ドライバー・トライブリッド(DD1+BA2+平面磁界2)
特許取得のフラットインピーダンス設計「FIBAE」で機器を選ばない(10Ω±2Ω)
P.O.D.・3Dプリント音響導波管採用
付属チューニングキット(Knowlesフィルター)で低域を段階調整
わずかにV字傾向のモダンで力強いチューニング
■ 製品概要
FIBAE 5

Custom Artの「FIBAE 5」は、ダイナミック、バランスド・アーマチュア、平面磁界という三つの駆動方式を一つのシェルに束ねた、5ドライバー・トライブリッドのイヤホンです。それぞれが得意とする帯域を持ち寄ることで、単一方式では届きにくい領域まで手が届く構成になっています。
重く、しかし正確に制御されたサブベース。温かく自然な中域。速く伸びやかな高域。Custom Artのハウスサウンドを踏まえながら、それを一段推し進めた音を狙った一台です。
Tribrid in a Single Shell
三方式を一つのシェルに束ねる
超低域には10mmのダイナミックドライバー、中域にはフラットインピーダンス設計のバランスド・アーマチュアを2基、高域と超高域には平面磁界ドライバーを2基。合計5基を、それぞれの駆動方式がもっとも力を発揮する帯域に割り当てています。
方式の異なるドライバーを混在させると、位相や応答速度の違いがつなぎ目に現れやすくなります 。FIBAE 5では、クロスオーバー設計と後述の音響導波管によってこの継ぎ目を目立たせず、5基がひと続きの音として鳴るようまとめられています。
Flat Impedance Across the Band
三方式が混在しても崩れないFIBAE設計
方式の異なるドライバーを組み合わせるほど、インピーダンスは周波数によって暴れやすくなります。Custom Artの FIBAE(Flat Impedance Balanced Armature Earphone/米国特許 US 10,728,664 B2、発明者 Piotr Granicki)は、バランスド・アーマチュアを抵抗的に動作させ、クロスオーバーを含む設計全体でインピーダンスと位相を平坦に保つ手法です。
FIBAE 5の公称インピーダンスは10Ω @1kHz、変動幅は10Hz〜20kHzで±2Ω。トライブリッド構成でありながら、接続する機器の出力インピーダンスに音のバランスが引きずられません。感度は109dB @1kHz @0.1Vです。
Modern V-Shaped Tuning
わずかにV字傾向のモダンな味付け
全体のバランスを保ったまま、低域と高域の量感をやや増した、わずかにV字傾向のチューニングです。中域を削って作ったV字ではなく、両端を足して作られているため、ボーカルが遠ざかることはありません。
現代の音楽をそのまま楽しく聴けること。それでいて、モニターとして必要な情報量は落とさないこと。この二つを同時に成立させる方向でまとめられています。
Pressure Optimizing Design
ダイナミックドライバー前面の圧力を整える
超低域を担う10mmダイナミックドライバーには、独自の Pressure Optimizing Design(P.O.D.)を適用しています。振動板前面の圧力を正規化することで、低域の量感を確保しながら音場の広がりを損なわない設計です。
深く沈む低域は、しばしば音場を狭く感じさせます。P.O.D.はこのトレードオフを構造の側から緩和し、重い低域と見晴らしのよい音場を両立させています。
Tuning Kit Included
Knowlesフィルターで低域を段階調整
FIBAE 5には、チューニングキット(Knowlesインピーダンスフィルター)が標準で付属します。フィルターを差し替えることで、低域の量感を段階的に調整できます。
ドラマー、ベーシスト、DJなど、もっとも深い低域を必要とする使い手にも応えられる幅を持たせつつ、必要なときには締まった低域に戻せる。用途に応じて一台の性格を変えられる構成です。
Handcrafted in Warsaw
ポーランドの自社アトリエで一台ずつ
Custom Artは2012年の創業以来、企画・音響設計・3Dプリントによる造形・手仕上げまでを、ポーラン ド・ワルシャワの自社アトリエで一貫して手がけてきました。高域の位相を整える3Dプリント音響導波管も、この一貫体制があってこそ設計意図どおりに作り込めるものです。
本機はユニバーサルフィットでの取り扱いとなります。2pin着脱式ケーブル(標準3.5mm)のほか、EVAケース、ワックスピック、乾燥剤、保証カード、チューニングキット、イヤーピースが同梱されます。

