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PMG Audio|ブランド概要

■ 基本情報
ブランド名:PMG Audio(ピーエムジー オーディオ)
設立年:2023年
創業者:Piotr Marek Granicki(ピオトル・マレク・グラニツキ)
本拠地:ポーランド・ワルシャワ
主な製品:超ハイエンドIEM「Apx(Apex)」シリーズ(Amber / SE / ME)
対象ユーザー:ハイエンドIEMユーザー、音の解像度と帯域バランスを重視するリスナー、再生環境をまたいで音の再現性を確認したい愛好家・制作者・エンジニア
■ ブランドの歴史と背景
PMG Audioは、ポーランド・ワルシャワに拠点を置くカスタムIEMメーカー「Custom Art」のプレミアムラインとして2023年に誕生しました。創業者であるPiotr Marek Granicki(ピオトル・マレク・グラニツキ)氏は、もともとポータブルオーディオ機器のレビュアー兼DIY愛好家として活動し、2012年にCustom Artを設立。
Custom Art時代には、独自の平坦インピーダンス技術「FIBAE(Flat Impedance BA Earphone)」の開発(2015年)をはじめ、カスタムIEM業界の黎明期から革新的な製品を送り出し、高い評価を獲得してきました。しかし、「究極のフラッグシップ製品」を追求するというGranicki氏の構想は、Custom Artのブランド哲学とは相容れないものでした。そこで彼は、コスト度外視・超ハイエンド路線に専念できる新たなブランドとしてPMG Audioを立ち上げることを決断します。13年間にわたってCustom Artで培ってきた技術と信頼を礎に、「制約なしで究極の製品を追求する」というビジョンを掲げたPMG Audioが誕生しました。
発足当初から、PMG Audioは超高級志向のフラッグシップIEMシリーズ「Apex(Apx)」プロジェクトを始動。Apx(2023)、Apx SE(2024)、Apx ME(最新モデル)という3つのモデルを数量限定で順次リリースし、世界中のオーディオ愛好家の注目を集めてきました。各モデルはそれぞれ独自のコンセプトと個性を持ち、コレクターズアイテムとしての性格も帯びた特別な存在となっています。
■ 設計思想と技術的特徴
設計思想
PMG Audioの設計哲学は、「ユニークかつ排他的で、少しエキセントリックでもある製品」を妥協なく追求することにあります。Granicki氏は「各Apxモデルは単なる前作の延長ではなく、それぞれ異なるサウンド個性を持ち、異なる嗜好のユーザーに訴求するものであるべきだ」と語っており、各世代ごとに明確な差別化を徹底しています。音質だけでなく、所有する喜びや工芸品としての価値にも重きを置いており、「製品そのものがストーリーであり、情熱と伝統の結晶である」というポリシーが製品全体に貫かれています。
技術的特徴
カスタムマルチドライバー構成:ダイナミックドライバー(DD )、バランスドアーマチュア(BA)に加え、低音域・高音域それぞれに小型平面駆動ドライバー(Planar)を採用するという、IEMとして非常に先進的な混成構成を実現。全ドライバーはPMG Audioの厳密な仕様に合わせてカスタム製造されています。
クロスオーバーネットワーク:多数のドライバーを精緻に音域分配し、各帯域の繋がりを高い次元で整合させています。
FIBAE技術:Custom Artが開発した平坦インピーダンス技術。接続する再生機器の出力インピーダンスに左右されず、安定した音色と特性を維持します。
GSO(Geometrical Sound Outlet):丸型ノズル内部に平行壁の支持構造を設けることで、振動板直後の音響空間を制御。高周波の拡張性を高めつつ、ノズルの剛性も向上させています。
P.O.D.(Pressure Optimizing Design):ドライバー前方に音響的圧力を調整するフィルターを内蔵し、低音応答の自然さと装着時の気圧感を最適化する設計。
精密3Dプリント音導管・ドライバーホルダー:各ドライバーを最適な位置・距離に固定配置することで、チューニングの再現性と音像定位の精度を担保しています。
ラグジュアリー素材の採用:初代Apx(Amber Edition)には天然琥珀のフェイスプレートと木製ケース、Apx SE(Stone Edition)にはラピスラズリと真鍮のハイブリッドプレートとレザーケース、Apx ME(Metal Edition)にはフルCNC削り出しのチタンシェルと純銀ケーブルを採用するなど、エディションごとに厳選された素材を用いています。
■ 限定生産の方針
PMG AudioのApxシリーズは、すべて厳格な限定生産体制をとっています。初代Apx(Amber Edition)は世界わずか25台、価格は税抜6,000ユーロ(約110万円)というきわめて希少な設定でリリースされ、発売と同時に完売。続くApx SE(Stone Edition)は100台限定で5,500ユーロ(約100万円)、最新のApx ME(Metal Edition)は200台限定と、モデルを重ねるごとに生産数は若干拡大されているものの、依然としてごく限られた数量に留められています。
この方針は単なる希少性演出にとどまらず、ハンドメイドによる丁寧なチューニングと品質管理を徹底するための必然でもあります。
■ 海外での評価
PMG Audioは設立間もないブランドでありながら、海外の主要オーディオメディアから相次いで高い評価を獲得しています。米国の著名レビューサイト「The Headphone List」はApx MEを2部構成の大型特集として取り上げ、その革新的な技術思想と「究極のIEM」としての完成度を詳細に紹介しました。国際的なオーディオ専門メディア「Headfonics」は初代Apxのレビューにおいて、卓越した音場表現と解像度を高く評価し、ユニバーサルIEMの頂点に位置する存在として紹介しています。また米国の「TechPowerUp」はApx SEを「真に最高峰と呼べる製品」と位置づけ、音楽性と技術性能が高い次元で両立されている点を称えています。
欧州最大級のポータブルオーディオイベント「CanJam London」への出展時にはApx SEが大きな注目を集め、試聴した多くのオーディオファンから熱烈な支持を得ました。各国の専門メディアとコミュニティで着実に評価を積み重ねながら、PMG Audioはその名を世界へと広げています。










