新しいフラッグシップモデルRS8とこれまでの系譜を辿る

2022年11月、HiBy Music は新しいフラッグシップ ポータブル デジタル オーディオ プレーヤー、HiBy RS8を世に送り出します。

その集大成とも言える新しいフラッグシップモデルとともに、これまでのHiBy DAPを振り返ってみましょう。

■HiByの誕生

2011年に創業したHiBy.

HiBy最初の製品はハードウェアではなく、音楽再生ソフトウェア「HiByMusic アプリ」として産声を上げました。

もともとHiByは数多くのDAPメーカーにOSを供給するソフトウェアベンダーでしたが、ある時から自社製のハードウェアを手掛けることを志します。

■HiBy R6/R3 ~第一歩を踏み出す~

2017年に初めての自社製DAP、「R6」がクラウドファンディングによって生み出されます。

このR6はオーディオユーザーから高い評価とともに受け入れられ、このあとのHiByの方向性を決定づけるものとなりました。

R6で一定の評価を得たHiByは、続いて「R3」と呼ばれる小型DAPをリリース。このR3は現在まで形状を変えることなく、最新モデルに進化し続けるベストセラーシリーズとなります。


この2機種の成功のおかげで、HiByはDAPブランドとして不動の地位を築き上げていくこととなります。

■HiBy R6Pro ~よりホットなオーディオへ~

HiByは創業当時より「使い易さ」を意識してユーザーフレンドリなシステムUIとハードウェアを手掛けてきました。最初のモデルである「R6」や「R3」は、UIの使いやすさや汎用性の高いコネクティビティで多くのユーザーから好評でした。

そんな中で、もっとオーディオ的にこだわりを持った製品を望むお客様がいたのも事実です。

こうしたニーズを受けて誕生したのが、HiByとして初めてのオーディオ的なこだわりを発揮した「R6Pro」です。

R6でも搭載していたバランス出力ですが、その端子はR6の2.5mmから変更され、当時出たばかりであった4.4mmの大型端子を採用。これは信頼性の向上とともに接地面積の観点から音質の向上も見込まれました。さらにアンプ回路へはMUSES8920オペアンプやELNAシルミックコンデンサなどの贅沢なパーツが惜しげもなく投入され、HiByの得意とする豊かな音場表現が可能となりました。

このR6ProからHiByのアンプ回路へのこだわりが始まったと言えるでしょう。

■HiBy R5シリーズ ~ユーザビリティへのこだわり~

オーディオ的なこだわりを追求すると、どうしても大きく重く、そして高価になりがちです。

「R5」はオーディオ的なこだわりは残しつつ、コンパクトでもっと気軽に音楽を楽しめる機材として誕生しました。

4.4バランス出力搭載DAPとしては当時最小クラスを実現し、アンプ部へのパーツへのこだわりを残しながら小さなサイズを実現するために、基板へのパーツ実装やボディの設計に苦心しながら設計されました。

これまでのHiByDAPでは音への正確性と音場にフォーカスした音作りがなされていましたが、R5ではよりカジュアルに音楽を楽しむことを念頭に音作りがなされ、日本のポップスにもマッチした音質とそのコンパクトな外観は多くのユーザーの心をつかみました。

R5はその後「R5Saber」へとモデルチェンジを行い、HiByのエントリークラスAndroidDAPとして幅広いユーザーに愛される存在となります。

■HiBy R8 ~Rシリーズの最高峰~

すべての制約を取り除いたDAPはどんなものになるだろう?

そんな夢を形にしたのが、まさに「R8」と言えるでしょう。

HiBy初めてのAKM製DACチップ「AK4497」を採用し、これを完璧に駆動させるための強力な電源部を初めて採用。

独自のカスタマイズが施された10,000mAhものバッテリーを搭載し、システム部、DAC部、プリアンプ部、パワーアンプ部へ独立給電される仕組みを採用しています。

また、ターボモードを搭載した初めてのHiByDAPでもあります。

これは、ターボモードをONとすることでパワーアンプ部に供給される電圧を上げ、通常12Wの出力から16Wまで引き上げるという強大なものでした。